w213Eクラス2019年06月23日 21:51

今回は文字だけです。

https://thewikihow.com/video__ZX98KEeSnY

↑動画で絵的な比較が出来ますので参考までに。

W213インプレ

2018W213E200というEクラスの代車を借りたので、久々に本職?の車ネタを。


現行EクラスW213は2017発売開始。
私のは前モデル2014W212E250.
以下、私の車との差を記したいと思う。
代車のオドメーター: 3000㎞位
私の車のは    :79000㎞位

エンジンは同形式でブースト圧変更による(といわれている)パワー差のみ。何馬力かは忘れましたがE200は250からのデチューン。パワー感は250の方が上と感じたなぁという程度の差。

尚、2019からW213E200のエンジンは1.5T+BSGとなったが、今回の代車は2018なの2.0T。

Eクラスの車格で200や1.5Tは、私は選ばないと思う。

ミッションは7速が9速に進化していて、旧型ではほんの少しシフトショックを感じたりする点があるのだが、現行9速はほぼ感じず、イイと思う。ただ、9速は100km/hでは入らないらしいので、高速燃費用なのは明らかなので、ギアが2枚増えて素晴しく向上したとまでは感じなかった。高速巡行しないと、違いに気づかないかもしれない。

という感じで、パワー系は特筆するほどの進化は無い。
9速なのは良いのだが、カタログ燃費はなぜか旧型の方が良いのである。。。

車体関係は、まず、乗り込んでみて、なんか縁の高いバスタブの中に入る的な雰囲気。ウエストラインが全体的に高く感じて、まぁセダンですなぁ、という感じ。剛性感は、特徴ある点を見いだせず、つまりバランスよく仕上がっている印象。旧型は重みをやや感じたのだけど、なんか鉄の重み的なそーいったフィールはなく、現行はアルミ素材をかなり多用してる為かもしれない。

車のバランスなんですが、これは車輪大径化による車軸比の重心高を考えて作られた車であり、これは旧型から大きく変わっていると思う。ロール感があまりない。つまりは車を運転してる感もあまりないのだけど。

サスペンションは、確かエアサスと思う。モード切替でエコ、コンフォート、スポーツ、スポーツ+があり、なんか硬く変化したので、様々な事をしてそうであり、選べる。ただ、実際可変足の車を買っても、ほとんどスイッチには触らないと思う。だって、走る場所毎にスイッチいじって調節してなんて、超面倒でしょう。ほとんどの人は、ほとんどの場所でエコかコンフォートでしょう。なので、私もコンフォートだけで乗りました。

このエアサス、悪くないと思います。多少の凸はうまくいなし、非常に仕上がってるバネサスの旧型より上かと。大きな凹に落ちた時は、それなりに衝撃がくるので、これエアサスなのか?と感じるくらいに、フワフワ感とかは無いです。従来のメルセデスの特徴として初期ロールがやや速いというのがあるように思うのだけど、W213は無いですね。ただ、ブレーキ時の初期ピッチングというのか前傾きはやや速いかなぁ、と。コンフォートで乗って明らかなエアサスによる弱点は感じなかったので、良いのだと思いますね。

コーナーでのフィールは、前述の車のバランスと、様々な調整を行っている(であろう)エアサスにより、極端な表現をするとロールしなくてもスイスイ曲がっていく車になってる。ステアリング径がやや小さくなりギア比も上がっているのかプログレッシブ(Cクラスほど極端ではない)なのか、ハンドルをちょちょいと切るだけでスイスイ走って行ってくれて、楽。

特に私の好みは、径の小さいステアリングと比較的高いギア比なんで、こりゃ楽でイイなーと感じた。が、がしかし、川沿いの緩やかなカーブが続く道を普通のスピードで慎重にステアしてくと・・・なんか人口的なフィールなんですよね、ステアフィールと車の動きが。まぁロールが少ない車は、乗り味が薄味なのは致し方ないのかもですが。

某信頼できる?車ブログの方が、EクラスをラグジュアリーにしたCLSクラスのステアフィールが超人工的と書いてたので、あぁなるほどって感じ。

楽に運転できるのだけど、これだったら更に広いミニバンやSUVでもイイんじゃないか感を抱きそうな位置付けにEクラスがなりそうな気も=車を運転している感があまりない。

ブレーキに関しては、旧型の方がフィールが良い。旧型は前輪のキャリパーになんちゃって4podカバーが付いてて実は4輪共にピンスライド。現行は、前輪はかなりデカい対抗ピストンキャリパー。まず、ブレーキングでの姿勢が現行は前のめり感ありで、つまりブレーキの前後バランスが旧型よりも前寄りになってる。今一である。今まで乗ったことのあるメルセデスは、あぁ結構リア効かせてブレーキバランス後ろ寄りを意識させる良いフィールだなー、やっぱ国産車とは微妙に違うなー、だったのだが現行Eは普通になってしまった。更に、ペダルの遊びが私の車より大きかった。私の車はパッド、ローター交換から3万キロ以上走っているというのに。この遊びは、代車返却後に私の車に乗り換えても改めて感じたので、間違いない。ただ、ブレーキ容量は現行の方が上だろうから、真っ直ぐフルブレーキ時のカタログ記載停止距離は向上していると思う。まぁフィール重視でその先を電子制御でなんとかするか、絶対値を取るかで、後者にしたって事なんでしょう。

ブレーキバランスは、もしかするとより上級車種で合わせ込み、廉価?の200ではテキトーな仕上げって事もあり得る。アライメントとかもバッチリ決めてきてるグレードと他のグレードでは差が感じられる事もあるかも。独車はあえて差を付けてくるんですよね。半分わざと。差別化ってやつです。200がそうかはわかりませんが。

一番気になる自動運転の質に関しては、現行の方がやや上のようだ。基本的な能力は変わらないのではないかな。一番比べてみたかったのが、前方追従時の停止の仕方、つまりスムーズに停車するかって事。私のW212では止まるときにややカックン気味。毎回このカックン止まり方ではちょっと嫌かなというレベル。でも疲れてて同乗者が文句言わないならこのカックンでもイイかという微妙なレベル。で、現行W213では、ほんの少しスムーズに止まるかなぁ、という程度に向上はしているようだ。もしかするとほぼ変わらないかもしれない、という程度。。。実は以前にCLAの最終型に乗ったら前車追従からの停止がほぼショック無しで驚愕したのですね。マジで私より運転上手いぞ!と。年式やFFとかで制御のレベルが多少違うと思う。という事で、Eクラスにおいては2018年モデルでも前車追従からの停止はまだ今一。今後の新しい年式では改善してくるのは必至。あとは、定期点検時に、電子制御のver.upをちょこちょこしてくるのだけど、旧型はもう打ち止め?かな。現行はまだ期待出来ると思う。この辺は出来るだけ新しい年式がイイ。

車内の質感は、大幅に現行が上と言われている。特にメーターやナビは一体画面の液晶表示なので、私の車とは大違いである。ただ、画面がほぼ立っているので、目の前のメーターの存在感がとても少なく、あまり目が行かないし、何か動いてても、感じ取れない、現行のは。HUDヘッドアップディスプレイがフロントガラスに映し出され、スピードや制限速度が視線移動なく見えるのでそれは良い。で、ますます目の前のメーター表示された液晶画面に目が行かない。燃料計どこ?って感じ。意外と今までの物理メーターって良いモノですね。ナビ画面も広大なんだけど、縦に長くないとあまり意味ない感じもしますね。

213は、アンビエントライトが超ド派手な中国人受けしそうな配置や光量なんですが、代車受け取ったときに紫最大光量になってて、昼間なのに明らかに目障りだった。アホかと。で、光量絞っていったら私の旧型の間接照明的なのと大差なく感じられた。カタログ映えかっ?オーディオはブルメスターという高級?なのが付いてて、これは絶対必須だろうと思ったのですが、単に中高音がクリアに出るだけで、低音が今一だった。これも私の車に乗り換えて、純正オーディオの効きすぎな位の豊かな低音が響いてきてもしかしてオレの車はウーファー付いてるんでね??位に感じた。なんだか、カッコイイOPオーディオ、昔のウォークマンか、という。ここまで書いて気付いたのですが、旧型の純正オーディオ、レコードの音質的な(笑)

欠陥と言えるのは、ドアミラーの位置が高く、ミラーが作る斜め前方下部の死角が大きいって事。セダン型のメルセデスは多くの車種でこの状態。以前乗っていた旧型CであるW204では、メーカーも気付いたのかマイナーチェンジ前の年次改良でドアミラー形状を小さくして対策してきた。その小さくしたミラーが私のW212にも付いてて、まぁ許せるかなぁという斜め前方視界。現行はまた酷い死角を作る巨大なミラーに戻ってしまった。実際の走行で問題となるのは、右左折時の横断歩道の視認。しばしば横断歩道が見えない状態になる。が、たぶん、ドイツ人に言わせると「交差点での横断歩道は車歩分離になる信号制御が基本だから問題は無い」という事かと。右左折時に横断歩道を人が渡っているという状態が間違いなのであーる、という主張じゃないでしょうかねぇ。。。

エアコンは、明らかに良くなっている。ファン音が非常に静か。温度調節が適切。私の旧型は、ファン音が大きいのは慣れるから良いとしても、温度調節が変なのである。確か前期モデルは問題なかったので、アイドリングストップが付いたモデルからなのか、私の予想としては、エアコンコンプレッサーのon/offを意図的に行い、それによりエンジン負荷が減ることによる燃費向上を狙ってる。コンプレッサー止めて影響が出る温度は、冷やす方向。つまり、意図的にオーバークールにして、その後にコンプレッサー止めてだんだん暑くなりやっとコンプレッサー動かし、またオーバークールにして止める、、、を繰り返してる、感じ。それと、車内の温度だけでなく、直射日光が当たるモノの表面温度や、日光照射角まで計算して温度調節しているのだが、そのロジックが甚だ未完成でありよって温度調節が変なのである。また、車内温度だけじゃなく、オートライトの制御もとにかく複雑に複雑に複雑に計算して、結果、変。最近のメルセデス車はオートライトをオフにすることが出来ないし。これらの点、エアコンは大幅に現行が良くなり、ライトもデイタイムライトが使えるようになり現行が良い。(私の車もDTL機能を持つが、認可時に適合しない光方のために使えない。DTLが使えないのであるからより点灯を早くより消灯を遅くという制御が必要なのであーる??)

車内の静寂性は現行が大幅に良い。特にタイヤ走行音が非常に静かで良い。が、現行はエンジン音の遮音に関してだけは、明らかに旧型に劣っている。エンジンのメカノイズが明確に聞こえるのである。やや混んだバイパスを流れに乗って穏やかに加減速してると変速回転数が2000位なのですが、そこまでエンジン音が高鳴りシフトアップで音が変わるのがハッキリわかる。私の旧型では、タコメーターの動きを見てないとシフトアップを感じ取れないほどなのに。タイヤ騒音により私の車はエンジン音が聞こえないのかと思い、停止時にエンジン回転を上下させてみたが、やはり明らかに現行は煩い。いつもいつもエンジン回転数に合わせてノイズが聞こえてくる現行はイマイチだ。音質も、私の旧型の方が明らかに低音だけに抑えていてる。まぁこれも200というグレート特有の点の可能性もあるかも。

他、燃料タンクは旧型80L、現行66L。ハイ、いわずもがな。

現行E200は、エンジン音の遮音、ブレーキフィール、邪魔に大きいドアミラー、満タン時の航続距離以外は旧型より良くなっているので、これらの点が気にならなければ良い車と感じる。

んで、自分の旧型に乗り込んだら、車内の雰囲気や物理メーターなせいか、私の車の方がスポーツカーライクな感じがした。逆にいうと、現行W213は完全にセダンだなぁ、と。

今年は2回目の車検。5年以降も乗ろうと思う。

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